2013年10月15日 会議は全メンバーの意思が決定される場所 いま自分が参加しているこの会議は意思疎通会議であるのか。または意思決定会議であるか。その峻別は、本人達の意識の上で、明解になされていなかった。そういう実態が多数ではなかったでしょうか。あるいは、前回までは意思疎通の目的で会議を重ねてきた。そして本日は一連の会議の最終回である。だから今日の会議は、もっぱら意思決定のための時間となるべきだ。かつ1時間以内に、全メンバーの意思が決定され議決されなければならない。
2013年09月20日 融合と結合 当然のことですが、組織内で実施されている会議の内容は「意思の疎通」を図る部分と、「意思の決定」にいたる部分とに区分されます。そのうえで「意思の疎通と決定」とは、ひとつの会議のなかで、不定形に融合もしくは結合している場合が大多数でしょう。この「融合と結合」の仮説は、あくまで実体験に想像を加味した推論によるものですが、広く実施されている会議の実状と大きく違ってはいないはずです。多くの会議が、意思疎通と意思決定という2つの機能を、不定形に融合もしくは結合している。それが現状であるとすれば、残る問題は、会議の参加メンバーの意識の持ち方です。
2013年09月05日 意思の疎通・決定 会議の機能に着目することで、会議に何種類もの分類を与える考え方もあるようです。そこで本稿において採用したい峻別方法は、会議を目的別に2種類に分けるものです。一般に会議の必要性を正当化しているのは、次のような2つの目的です。一方は、組織内で関係者相互の「意思の疎通」をはかること。他方は、組織的な合意としての「意思の決定」です。この二つが組織を運営していくうえでは、欠かせないファンクションだというわけです。