2013年09月

当然のことですが、組織内で実施されている会議の内容は「意思の疎通」を図る部分と、

「意思の決定」にいたる部分とに区分されます。

そのうえで「意思の疎通と決定」とは、ひとつの会議のなかで、

不定形に融合もしくは結合している場合が大多数でしょう。

この「融合と結合」の仮説は、あくまで実体験に想像を加味した推論によるものですが、

広く実施されている会議の実状と大きく違ってはいないはずです。

多くの会議が、意思疎通と意思決定という2つの機能を、不定形に融合もしくは結合している。

それが現状であるとすれば、残る問題は、会議の参加メンバーの意識の持ち方です。

会議の機能に着目することで、会議に何種類もの分類を与える考え方もあるようです。

そこで本稿において採用したい峻別方法は、会議を目的別に2種類に分けるものです。

一般に会議の必要性を正当化しているのは、次のような2つの目的です。

一方は、組織内で関係者相互の「意思の疎通」をはかること。

他方は、組織的な合意としての「意思の決定」です。

この二つが組織を運営していくうえでは、欠かせないファンクションだというわけです。

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